導入事例

導入事例

30分の作業が10分に!一品一様の工程管理を効率化
KEIKAKで「聞かなくてもわかる」情報共有を実現

  • KEIKAK

工程管理

Client Profile

会社名 山田工業株式会社
本社所在地 富山県富山市婦中町萩島3253-1
設立 1961年05月
事業内容 化学機械装置(設計・製作・据付)、一般産業機械装置(設計・製作・据付)、各種圧力容器(設計・製造・据付)、各種配管工事など
URL https://yamadaindustry.co.jp/

導入前の課題

工程管理の属人化が進む

  • 製造管理者がバラバラにExcelで工程表を作成・管理していたため、属人化が進んでいた
  • 営業担当者が受注のたびにExcelで工程の枠組みを作成しており、負荷がかかっていた
  • 工程の状況が他部門へ共有されず、連絡漏れが発生していた

導入後の効果

工程管理の進捗や担当者の稼働状況を可視化

  • 工程管理を一元管理できるようになり、問い合わせの手間が削減された
  • シンプルな工程のプロジェクトでも、営業担当者が工程表を作成する工数を30分から10分に短縮できた
  • 出荷日の確定を他部門に共有でき、トラック手配などを迅速に進められるようになった

富山県を拠点にプラント機器・産業機械などの製造を手掛け、国内外に提供する山田工業株式会社。同社は業務改善のプラットフォームとしてkintoneを活用してきたが、次なるステップとして、属人化していた工程管理の一元化を検討していた。
解決の鍵となったのは、プロジェクト管理プラグイン「KEIKAK」の導入だ。受注から納品に至る基幹工程の可視化とリアルタイムな情報共有が、同社にどのような変革をもたらしたのか。その具体的な成果について詳しく話を伺った。

山田工業株式会社
営業部 係長 大田 篤史 氏、設計部 主任 鈴木 彩子 氏、営業部 長田 奈々 氏、製造部 篠﨑 達也 氏

課題

工程管理を見える化し、組織の力に変えたい

富山県富山市に本社を置く山田工業株式会社は、鉄工技術を核に社会インフラを支え続けるプラント機器・産業機械メーカーだ。下水処理場・ゴミ焼却場向けの環境プラント機器や、化学プラント・薬品会社向けのタンク・圧力容器などを手掛け、設計・製作から現地工事まで自社一貫体制で提供している。高い品質管理能力、製缶技術、溶接技術などを背景に、大手化学メーカーや官公庁等のパートナーとして、強固な経営基盤を築いてきた。
同社の製品のうち99%がオーダーメイドだ。顧客の様々な要望に応える一品一様のものづくりを追求する中で、各製品の工程管理が属人化しているのが課題となっていた。
同社では受注が確定すると、営業担当者が大まかな工程表を作成する。そして、それをもとに設計担当者、製造担当者がプロセスを進行するフローだ。従来、これらの管理は各担当者がExcelで行っており、他部門から必要な情報が見えにくかった。「ガントチャートや残タスクを可視化し、社内で共有できるような環境を作りたいと考えていました」と営業部の大田 篤史 氏は当時を振り返る。

選定

見た瞬間、「できる」と確信。「KEIKAK」の優れたUI

営業部の大田 篤史 氏、長田 奈々 氏、設計部の鈴木 彩子 氏は、DXを推進するチームとして、部門を横断した課題解決に取り組んでいる。すでにチームでは、kintoneを活用した業務改善を実践していた。鈴木氏はkintoneの魅力について「自分たちのやりたいことを、自分たちの手でアプリにして実現できるという手応えがありました」と語る。
このような経緯があり、工程管理の課題についても「まずはkintoneで解決できないか」という検討からスタートした。その過程で浮き彫りになったのが、専用プラグインの必要性だ。「残タスクについてはkintoneのデータベースで管理できますが、視覚的なガントチャートについては内製では限界があると考えていました」と大田氏は語る。

営業部 係長 大田 篤史 氏

営業部 長田 奈々 氏

そこでチームは、ガントチャート機能を持つkintoneプラグインの選定に着手した。Web検索やSNSで情報を収集し、候補製品をピックアップしては実機検証を繰り返した。その中で候補に挙がったのが、アーセスが提供する「KEIKAK」だ。「SNSでリサーチしていた際、KEIKAKを勧めてくれる方がいたのがきっかけでした」と鈴木氏は出会いを語る。
「KEIKAK」を選定した第一の決め手は、優れたデザインとUIだ。「デザインが洗練されていて『これならやりたいことができる』と直感しました」と鈴木氏は語る。さらに工程管理だけでなく「予定管理(スケジューラー)」もセットで実現できる点が採用を決定づけた。
アーセスでは、スケジュール管理プラグイン「KOYOMI」、ガントチャートプラグイン「KOUTEI」、タスク管理プラグイン「KANBAN」を提供している。「KEIKAK」はそれらを統合したスイート製品だ。「工程管理とスケジューラー、その両方を1つのプラグインで解決できる『KEIKAK』は、まさに私たちが求めていたソリューションでした」(鈴木氏)。

設計部 主任 鈴木 彩子 氏

効果

連携のミスが消え、段取りが加速する。KEIKAKがつなぐ組織の連携

工程表を作成する工数の削減と、変更対応のスピードアップ

現在はすべてのプロジェクトをKEIKAKで管理している。同社はすでに受注処理をkintoneでアプリ化していたため、受注が確定したタイミングでKEIKAKへ連携し、工程表の枠を自動生成する仕組みを構築した。その後、製造担当者がKEIKAKを使って詳細のタスクを設定し、管理するフローとなっている。
同社のプロジェクトは年間200件あり、そのうちの100件はシンプルな工程だという。しかしExcelで工程を作ると、シンプルなプロジェクトでも手間がかかってしまう。今回、KEIKAKで自動化したことで、営業部を悩ませてきた煩雑な作業が大幅に削減できた。「シンプルな工程のプロジェクトでも、30分かかっていた作業が今では10分に短縮されています」(大田氏)。
製造部門においても日程調整のスピードが格段に向上した。製造現場では、顧客要望や現場の状況により、頻繁に日程変更が発生する。製造部門で日々KEIKAKを活用する篠﨑 達也 氏は「Excelを使っていた時はタスクの日程を全て書き換えるのに手間取っていました。KEIKAKでは親タスクをドラッグ&ドロップすれば配下のタスク全ての日程を一瞬で変更できます。処理スピードが圧倒的に速くなりました」と評価する。
タスクを詳細化する作業も効率化することができた。まず製品種別ごとにテンプレートとなるタスクセットを登録するアプリを作成した。テンプレートを指定するとKEIKAKに自動登録される仕組みになっている。「複雑なタスク構成においても、テンプレートを利用することで効率化できました」(篠﨑氏)。

製造部 篠﨑 達也 氏

KEIKAKスケジュール画面

KEIKAKガントチャート画面1

KEIKAKガントチャート画面2

KEIKAKガントチャート画面3

KEIKAKガントチャート画面4

関係部門への共有により連絡の手間とミスをゼロに

定性的な面で大きな成果を上げているのが、部門間の情報連携だ。製造部門がKEIKAKの工程表で「出荷」を確定すると、全社共有のスケジュールに自動で表示される仕組みを作った。加えて、出荷日が近くなると関係者にリマインド通知する機能も組み込んだ。「以前は出荷日の連絡漏れがありましたが、今は自動で全社に共有されます。他部門が都度確認する必要がなくなり、トラック手配の段取りなどの連携がスムーズにできています」(大田氏)。
課題となっていた社用車や設備、会議室の管理についても「KEIKAKに登録しないと使用できない」というルールを徹底することで、ダブルブッキングが解消された。「スケジューラーを入口にすることで、KEIKAKの利用が社内に浸透しました」(鈴木氏)。
またKEIKAKの視認性の高さは、営業活動に副次的な効果をもたらしている。「お客様にKEIKAKの画面で進捗状況や管理体制を見せると、非常にわかりやすいため信頼感の醸成につながっていると感じます」(大田氏)。

今後の展望

タブレット活用で工程のリアルタイム把握へ

現在、詳細な工程管理はプロジェクトの管理者が入力しているが、今後は製造部門にモバイル端末を導入し、作業担当者が直接KEIKAKを操作できる環境整備を視野に入れている。「タスクの担当者が作業を終了した時点で完了ステータスを入力すれば、より正確な予実管理ができるはずです」と篠﨑氏は期待を寄せる。
KEIKAKの活用範囲が広がるとともに、業務プロセスはさらに洗練されていくだろう。チームの挑戦は、まだ始まったばかりだ。